ロゼッタ探査機がとらえたチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星(2015年3月25日撮影) | アストロピクス

ロゼッタ探査機がとらえたチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星(2015年3月25日撮影)

ESA(ヨーロッパ宇宙機関)の彗星探査機ロゼッタがとらえたチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星の核の画像。2015年3月25日に撮影されました。画像の撮影時、ロゼッタ探査機は彗星の中心から86.6kmの距離に位置していました。画像の解像度は1ピクセルあたり7.4m、画像の幅はおよそ6.9kmです。

チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星の核は、大きな塊と小さな塊がくっついたような形をしています。画像はロゼッタ探査機のナビゲーションカメラ(NavCam)で撮影されたものです。彗星の活動が見やすいように画像処理されており、核からの噴出物が見えています。

こちらは画像処理する前の元画像です。

ロゼッタ探査機は2004年に打ち上げられ、2014年8月にチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星を周回する軌道に入りました。その後、2年間観測を続け、2016年9月30日に核へ着陸してミッションを終えました。

Image Credit: ESA/Rosetta/NAVCAM – CC BY-SA IGO 3.0

(参照)COMET 67P/C-G ON 25 MARCH 2015 - NAVCAM, ENHANCEDCOMET 67P/C-G ON 25 MARCH 2015 - NAVCAM