早ければ4月1日打ち上げ! 月へ向かう高さ98mのSLSロケットが射点へ移動完了 | アストロピクス

早ければ4月1日打ち上げ! 月へ向かう高さ98mのSLSロケットが射点へ移動完了

39B発射台に到着したSLSロケット。Image Credit: NASA/Joel Kowsky
39B発射台に到着したSLSロケット。Image Credit: NASA/Joel Kowsky

3月20日11時21分(アメリカ東部時間、以下同じ。日本時間はプラス13時間)、NASA(アメリカ航空宇宙局)のアルテミス2ミッションのSLSロケットが、ケネディ宇宙センターの射点(39B発射台)に到着しました。高さ98mのSLSロケットの先端には、4人の宇宙飛行士が搭乗するオリオン宇宙船が取り付けられています。

ロケットは移動式発射台に載せられた状態で、専用車両(クローラー・トランスポーター)で運ばれました。20日0時20分にVAB(組立棟)を出発、約6.4kmの道のりを最高時速1.3kmで移動し、約11時間かけて移動を完了しました。

打ち上げは早ければ4月1日に予定されています。打ち上げウインドウは18時24分(日本時間2日7時24分)から2時間。

VABを出発するSLSロケット。Image Credit: NASA/Aubrey Gemignani
VABを出発するSLSロケット。Image Credit: NASA/Aubrey Gemignani

2月19日に行われた2度目のウェットドレスリハーサル(推進剤の充填やカウントダウンも含めた総合的なリハーサル)の後、ロケットの第2段にあたるICPS(Interim Cryogenic Propulsion Stage)へのヘリウム供給に問題が発生し、ロケットはいったんVABへ戻されていました。

アルテミス2ミッションは、4人の宇宙飛行士が搭乗し月の裏側を回って帰還する約10日間のミッションです。オリオン宇宙船にはリード・ワイズマン(Reid Wiseman)飛行士、ビクター・グローバー(Victor Glover)飛行士、クリスティーナ・コック(Christina H. Koch)飛行士、ジェレミー・ハンセン(Jeremy Hansen)飛行士の4人が搭乗します。ハンセン飛行士はCSA(カナダ宇宙庁)、他の3人はNASAの宇宙飛行士です。月まで飛行するクルーとしてコック飛行士は初の女性、グローバー飛行士は白人以外で初、ハンセン飛行士はカナダ初となります。

(参考)
アルテミス2ミッション、NASAが打ち上げ日を再設定。早ければ4月1日に打ち上げへ
半世紀ぶり有人月飛行、アルテミス2ミッション10日間の日程ガイド

(参照)NASA