今夜の月は満月です(満月の時刻は11月5日22時19分)。今回の満月は、2025年の満月の中で最も大きく見える満月です。このように見かけが大きく見える満月は「スーパームーン」と呼ばれることがあります。

月が地球のまわりを回る公転軌道は楕円のため、地球から月までの距離は変化します。そして地球からの距離によって、月の見かけの大きさも変化します。地球から近ければ見かけのサイズが大きく、逆に遠ければ見かけのサイズが小さくなります。

こちらの画像は、2025年で最も大きく見える11月5日の満月と、最も小さく見える4月13日の満月を重ねたものです。
11月5日の地球から月までの地心距離(地球の中心と月の中心の間の距離)は約35万7000kmで、一方、4月13日の地心距離は約40万6000kmです。4月13日の満月は、11月5日の満月と比べて視直径が約12パーセント小さくなります。
ただ、重ねた画像で見ると大きさの違いがわかりますが、実際の空では2つを並べて比べることはできないこともあり、違いはほとんどわかりません。
(参考)
2025年(令和7年)の満月と新月はいつ? 最も大きく見える満月は?
2025年の月の満ち欠けカレンダー
(参照)国立天文台

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