大マゼラン銀河に属する球状星団NGC 1866 ハッブル宇宙望遠鏡が撮影 | アストロピクス

大マゼラン銀河に属する球状星団NGC 1866 ハッブル宇宙望遠鏡が撮影

この画像に映っているのは、ハッブル宇宙望遠鏡がとらえた球状星団NGC 1866です。NGC 1866は、地球から16万3000光年離れたところにある大マゼラン銀河の端に位置する球状星団です。画像はハッブル望遠鏡のWFC3(広視野カメラ3)で撮影されました。

多くの球状星団では、巨大なガス雲から星々がほぼ同時期に形成されました。そのため、星団は似たような年齢の古い星々で構成されています。ところがNGC 1866には、複数の世代の星が存在しています。一つのガス雲から最初の世代の星が形成されたあとで、星団が別の巨大なガス雲に遭遇し、それにより新たな世代の星が形成されたのではないかとみられています。

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Image Credit: ESA/Hubble & NASA

(参照)ESA/Hubble