この画像は地球観測衛星ランドサット8がとらえたもので、日本海側で最大の島である新潟県の佐渡島が映っています。2024年4月22日に撮影されました。
佐渡島は北側に大佐渡山地、南側に小佐渡丘陵があり、その間に国中平野が広がっています。カタカナの「エ」、あるいはアルファベットの「S」に似た形をしており、また、チョウに似ていることから「バタフライアイランド」と呼ばれることもあるそうです。
もともと海底が隆起して南北に2つの島ができ、その後、2つの島からの土砂などによって間の海が埋まり、現在の佐渡島の姿になったと考えられています。
佐渡島ではかつて、鉱山から金や銀が採掘されており、17世紀には世界最大の金の生産地でした。佐渡島の金山や銀山は、かつて海底にあった熱水鉱床が隆起したものだと考えられています。2024年には「佐渡島の金山」が世界遺産に登録されました。
画像はNASA(アメリカ航空宇宙局)が運用するウェブサイト「NASA Earth Observatory」で、2025年1月28日の「Image of the Day(今日の1枚)」として掲載されたものです。
Image Source: NASA’s Earth Observatory
(参考)佐渡ジオパーク