ドーン探査機がとらえた準惑星ケレス 低高度から高解像度で撮影

この画像に映っているのは、火星軌道と木星軌道の間の小惑星帯に存在する準惑星ケレス(セレス)です。画像の中央には、ケレスで最も明るい領域がある直径92kmのオッカトル・クレーターが映っています。

画像は、NASA(アメリカ航空宇宙局)の小惑星探査機ドーンが、ケレスの上空385kmの低高度マッピング軌道から撮影した画像をもとに作成されました。オリジナル画像は1万3000×1万3000ピクセルあり、その解像度は1ピクセルあたり35mという高解像度画像です。

オッカトル・クレーター内の明るい領域は「ケレアリア・ファキュラ(Cerealia Facula)」「ウィナリア・ファキュレ(Vinalia Faculae)」と名付けられています。それらの明るい領域は、ほとんどが炭酸ナトリウムの堆積物です。

ドーン探査機は2015年から2018年まで、ケレスを周回しながら観測を行いました。

(参考)準惑星ケレスの明るい点は地下からの塩水が原因だった!

Image Credit: NASA/JPL-Caltech/UCLA/MPS/DLR/IDA

(参照)Planetary Photojournal