NASA Earth Observatoryで2022年6月30日、ウクライナのキーウ周辺の夜間の街明かりが、軍事侵攻の前後でどのように変化したのかを示す画像が紹介されました。
これらの画像は、ウクライナのキーウ周辺の夜間の街明かりをスオミNPP衛星がとらえたものです。1枚目が2022年3月、2枚目が5月のようすが示されています。なおベースマップはランドサット9がとらえた赤外線データから作成されました。
こちらはロシアによるウクライナ侵攻が始まる前の2022年1月の画像です。侵攻の後、夜の街明かりの範囲がかなり小さくなっていることがわかります。電力不足によるものか、あるいは意図的に灯りを消している可能性もあるようです。
こちらはウクライナ全土の夜間の街明かりの変化を示した画像です。明るい画像は2022年1月、暗い画像は5月のものです。
NASA Earth Observatoryによれば、このような夜間の画像は紛争の監視、また支援が必要な地域の特定などに役立つとのことです。
画像は、NASA Earth Observatoryで2022年6月30日の「Image of the Day(今日の1枚)」として紹介されたものです。
Image Source: NASA’s Earth Observatory