4つの銀河からなる宇宙のカルテット「HCG 86」

この画像は銀河群HCG 86を構成する4つの銀河を、ESO(ヨーロッパ南天天文台)のVST(VLTサーベイ望遠鏡)で撮影したものです。HCG 86はいて座の方向、2億7000万光年の距離にあります。画像中央に銀河が4つ直線的に並んでいますが、HCG 86を構成するのはそのうちの左の3つと、下にある1つの銀河です。4つの銀河で三角形を形づくっています。

HCGとはヒクソン・コンパクト銀河群(Hickson Compact Group)の略で、HCG 86は、カナダの天文学者ヒクソンがまとめたコンパクト銀河群(小規模な銀河群)のカタログの86番の天体です。HCGは小規模なため、銀河と銀河の間の相互作用を研究するのに適した天体です。

画像は2021年7月26日にリリースされたESOの「今週の1枚(Picture of the Week)」です。「VEGAS(VST Early-type Galaxy Survey)」という研究プログラムの一環で、イタリア国立天体物理学研究所のRossella Ragusa氏らによって撮影された画像です。

Image Credit: ESO/Ragusa, Spavone et al.

(参照)ESO