2021年5月13日、南極のウェッデル海にあるロンネ棚氷の西側から巨大な氷山が分離しました。「A-76」と呼ばれるこの氷山の面積は約4320平方kmあります。同じウェッデル海にある氷山「A-23A」(約3880平方km)を抜いて、A-76は現時点で世界最大の氷山です。
画像はヨーロッパの地球観測衛星コペルニクス・センチネル1が、2021年5月16日にとらえたものです。氷山は長さが約170km、幅が約25kmあります。画像にはスペインのマヨルカ島(3640平方km)の輪郭が描かれていますが、日本人には長さや面積が石川県とだいたい同じくらいと言った方が分かりやすいかもしれません(石川県の面積は約4186平方km)。
Image Credit: contains modified Copernicus Sentinel data (2021), processed by ESA, CC BY-SA 3.0 IGO
(参照)ESA