ハッブル望遠鏡がとらえたケフェウス座の中間渦巻銀河NGC 6951 | アストロピクス

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ハッブル望遠鏡がとらえたケフェウス座の中間渦巻銀河NGC 6951

この画像に映っているのは、ハッブル宇宙望遠鏡がとらえた中間渦巻銀河NGC 6951です。NGC 6951はケフェウス座の方向、地球から7800万光年の距離にあります。中間渦巻銀河とは、中央部に棒状構造がある棒渦巻銀河と、棒状構造のないふつうの渦巻銀河の中間に分類される銀河です。

NGC 6951では約8億年前に星形成が最も活発になりました。その後、3億年間の沈黙を経て再び星形成が始まりました。銀河内の星団の平均年齢は2億〜3億年ですが、なかには10億年ほどの年齢の星団もあります。

NGC 6951の中心には超巨大ブラックホールが存在しており、その周囲を、星やガス、塵からなる直径約3700光年のリングが取り囲んでいます。そのリングは形成されてから10億〜15億年経っており、その間、ほとんどの期間で星が形成され続けてきました。高密度の星からなる棒状構造を通じて星間ガスがリングに流れ込み、星形成の材料を供給しているという仮説が立てられています。

画像はハッブル宇宙望遠鏡のWFC3(広視野カメラ3)とACS(掃天観測用高性能カメラ)で撮影されたもので、2023年10月4日にNASA(アメリカ航空宇宙局)から公開されました。

Image Credit: NASA's Hubble Space Telescope, ESA, A. Filippenko (University of California - Berkeley), R. Foley (University of California - Santa Cruz), C. Kilpatrick (Northwestern University), and D. Sand (University of Arizona); Processing: Gladys Kober (NASA/Catholic University of America)

(参照)NASA Science