新型有人宇宙船スターライナー、ISS(国際宇宙ステーション)から無人で帰還

ISSから切り離されたスターライナー宇宙船。NASA TVより
ISSから切り離されたスターライナー宇宙船。NASA TVより

ボーイング社の新型有人宇宙船「スターライナー」が、無人のままISS(国際宇宙ステーション)を離れ、地球に帰還しました。

スターライナーは2024年9月6日18時4分(アメリカ東部夏時間、日本時間7日午前7時4分)にISSから分離し、約6時間後の9月7日0時1分(日本時間13時1分)に、アメリカ、ニューメキシコ州のホワイトサンズ宇宙港に着地しました。

着地するスターライナー。NASA TVより
着地するスターライナー。NASA TVより

スターライナーは、有人での初の飛行試験として、NASA(アメリカ航空宇宙局)のサニータ・ウィリアムズ(Sunita Williams)飛行士とバリー・ウィルモア (Barry Wilmore)飛行士の2人が搭乗して2024年6月5日に打ち上げられ、翌6日にISSへドッキングしていました。

両飛行士は1週間ほどISSに滞在したのち、スターライナーに搭乗して帰還する予定になっていました。しかし不具合によりスターライナーは無人で帰還することに決定。2人はISSにとどまり、2025年2月にスペースX社のクルードラゴン宇宙船で帰還することになっています。

(参照)NASA blog - NASA’s Boeing Crew Flight Test