小型月着陸実証機SLIMとの通信が2月25日夜に再び可能になったと、SLIMのX(旧Twitter)公式アカウントが明らかにしました。
SLIMは1月20日に月面への着陸に成功。ただ想定とは異なる姿勢で着陸したため、太陽電池による電力を得られず休眠状態となりました。時間の経過に伴い太陽光の射す角度が変わったことで、太陽電池パネルに太陽光が当たるようになり復活。1月29日に運用を再開しました。その後、SLIMの着陸地点では1月31日に日没を迎えたため、SLIMは再び休眠状態に入っていました。
月では昼と夜が約14日ずつ続きます。月面では夜の間は温度がマイナス170℃まで下がります。SLIMはそのような極寒に耐えるよう設計されていません。復活の可能性は高くないとみられていましたが、2月25日に再び通信が可能となったのです。
夜とは逆に、月の昼間は非常に高温になります。25日夜は、SLIMの着陸地点は昼で通信機器の温度が非常に高かったことから、短時間で通信を終了したとのこと。一部の機器の温度は100℃をこえていたようです。SLIMのチームは、温度が下がったところで観測を再開できるように準備を進めるとしています。