ロケットから分離直後のジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡 | アストロピクス

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ロケットから分離直後のジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡

これらの画像で地球とともに映っているのは、12月25日に打ち上げられたジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡です。ロケットから分離した直後に撮影されたもので、ライブ中継された映像の中のひとコマです。2枚目には展開しつつある太陽電池アレイも見えています。

ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡は2021年12月25日21時20分(日本時間)、南米のフランス領ギアナにあるギアナ宇宙センターからアリアン5ロケットで打ち上げられました。打ち上げ約5分後に地上チームが望遠鏡からテレメトリデータを受信。打ち上げから約27分後、高度約1400kmで望遠鏡が分離されました。太陽電池アレイが展開されたのは打ち上げ約30分後のことでした。

ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が本格的な科学観測を開始するのは打ち上げから約6か月後の予定です。それまでサンシールドや鏡の展開、機器の調整などが行われます(詳しくは参考記事:ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡、打ち上げ成功! 本格観測開始は半年後。それまでの予定は?)。

こちらは打ち上げ時にライブ中継された映像です。冒頭の2枚の画像は、この映像のひとコマです。

以下のNASA(アメリカ航空宇宙局)のページでは、地球やL2からの距離、望遠鏡の展開がどの段階にあるかなど、ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の状況を知ることができます。興味のある方はご覧ください。

https://jwst.nasa.gov/content/webbLaunch/whereIsWebb.html

Image Credit: NASA

(参考記事)ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡とハッブル宇宙望遠鏡はどう違う?

(参照)NASA