銀河団0024+1654の重力レンズ 〜 30 Years, 30 Images #6(1996年)

ハッブル宇宙望遠鏡が撮影したこの画像には、青いループ状の天体がいくつも映っています。それらは別々の天体に見えますが、実際には1つの同じ銀河が複数に見えているものです。

画像中央付近に、楕円銀河や渦巻銀河からなる銀河団0024+1654があります。その銀河団の重力レンズ効果によって、遠くにある銀河からの光が曲げられて、まるで分身の術のように銀河の姿が5つに見えているのです。銀河団は50億光年、青い銀河はその倍の距離にあります。重力レンズ効果は、より遠くにある天体の像を拡大したり明るくしたり、ゆがめたりといったことも引き起こします。

ハッブル宇宙望遠鏡の打ち上げ30周年(2020年4月24日)に向けて、NASA(アメリカ航空宇宙局)は「30 Years, 30 Images」と題して、これまでハッブルが撮影してきた画像から各年1枚ずつ選んで公開しています。

30 Years, 30 Images

冒頭の画像はその6枚目のもので、1996年4月、ハッブル宇宙望遠鏡の打ち上げ6周年を記念してリリースされた画像です。

Image Credit: W.N. Colley and E. Turner (Princeton University), J.A. Tyson (Bell Labs, Lucent Technologies) and NASA

https://www.flickr.com/photos/nasahubble/49575715606/in/album-72157713228021437/

https://hubblesite.org/contents/media/images/1996/10/403-Image.html

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