
NASA(アメリカ航空宇宙局)のアルテミス2ミッションで打ち上げられるSLS(スペースローンチシステム)ロケットが射点(39B発射台)への移動を完了しました。高さ約98メートルのロケットの先端には、4人の宇宙飛行士が搭乗し月へ向かうオリオン(オライオン)宇宙船が取り付けられています。上の写真は39B発射台でライトアップされたSLSロケットです。

ロケットは移動式発射台に載せられた状態で、専用車両(クローラー・トランスポーター)で運ばれました。組立棟を出発したのが1月17日午前7時4分(アメリカ東部標準時、以下同じ)。射点まで約6.4kmの距離を、人が歩くよりも遅い最高時速1.3kmほどで、12時間近くかけて移動を完了しました。射点に到着したのは午後6時42分のことでした。
今後、燃料注入作業やカウントダウン手順の試験などを含めたリハーサルなどが行われ、早ければ2月6日に打ち上げられる予定になっています。
月の裏側を回って帰還する約10日間のミッション

こちらはVABから出発する際に撮影された写真です。
アルテミス2ミッションは、2022年に行われた無人飛行試験アルテミス1に続くものです。アルテミス1ミッションでは、無人の宇宙船での月への往復と月の周回が行われました。アルテミス2は、4人の宇宙飛行士が搭乗し月の裏側を回って帰還する約10日間のミッションです。
オリオン宇宙船にはリード・ワイズマン(Reid Wiseman)飛行士、ビクター・グローバー(Victor Glover)飛行士、クリスティーナ・コック(Christina H. Koch)飛行士、ジェレミー・ハンセン(Jeremy Hansen)飛行士の4人が搭乗します。ハンセン飛行士はCSA(カナダ宇宙庁)、他の3人はNASAの宇宙飛行士です。月まで飛行するクルーとしてコック飛行士は初の女性、グローバー飛行士は白人以外で初、ハンセン飛行士はカナダ初となります。
(参考)
アルテミス2の月周回への「搭乗券」発行スタート。登録した名のデータは宇宙船に搭載
アルテミス1のオリオン宇宙船から撮影された大気圏再突入時の圧巻映像!
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(参照)NASA

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