ロゼッタ探査機がとらえたチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星(2014年9月13日撮影)

ESA(ヨーロッパ宇宙機関)の彗星探査機ロゼッタがとらえたチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星の核の画像です。2014年9月13日に撮影されました。画像の撮影時、ロゼッタ探査機は彗星の表面から約28kmの距離に位置していました。

チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星の核は、大きな塊と小さな塊がくっついたような形をしています。画像下側には大きな塊の一部が、上側には小さな塊の一部が見えています。

チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星の核の表面は26の地域に分けられています。画像上側では「Hathor」および「Anuket」と呼ばれる地域の境界部分が映っています。

ロゼッタ探査機は2004年に打ち上げられ、2014年8月にチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星を周回する軌道に入りました。冒頭の画像はその翌月に撮影されたものです。ロゼッタ探査機はその後、2年間観測を続け、2016年9月30日に核へ着陸してミッションを終えました。

Image Credit: ESA/Rosetta/MPS for OSIRIS Team MPS/UPD/LAM/IAA/SSO/INTA/UPM/DASP/IDA

(参照)ESA