2019年9月のボルネオ島の森林火災を人工衛星がとらえた

今年(2019年)8月以降、アマゾンでの森林火災が大きな話題となりました。一方で9月には、スマトラ島やボルネオ島などインドネシアでも森林火災が急増し、東南アジアで大きな問題になりました。

この画像は、ヨーロッパの地球観測衛星センチネル2が9月13日に、カリマンタン島南部での森林火災をとらえたものです。2019年10月25日にリリースされました。多くの場所で火災が発生し、煙が北北西に流れているのが映し出されています。

Image Credit: contains modified Copernicus Sentinel data (2019), processed by ESA, CC BY-SA 3.0 IGO

http://www.esa.int/ESA_Multimedia/Images/2019/10/Borneo_wildfires

こちらはNASA​​ Worldview(https://worldview.earthdata.nasa.gov)でみたボルネオ島南部です。火災および熱異常値を示した場所が赤い点でプロットされています。中央が冒頭の画像と同じ2019年9月13日、上は1か月前の2019年8月13日、下は1年前の2018年9月13日の状況です。中央の画像で火災が多いことが分かります。中央の画像の白枠は、ほぼ冒頭の画像の範囲を示しています。

We acknowledge the use of imagery from the NASA Worldview application (https://worldview.earthdata.nasa.gov), part of the NASA Earth Observing System Data and Information System (EOSDIS).