大気圏再突入時、衛星はどのように燃え尽きるのか? プラズマ風洞で再現実験!

この映像は、ドイツのケルンにあるDLR(ドイツ航空宇宙センター)のプラズマ風洞で行われた実験のようすです。プラズマ風洞を使うと、大気圏再突入の際の空力加熱の環境を再現することができます。

衛星などが大気圏を落下する際、ほとんどは大気中で燃え尽きるものの、破片が地上に落下することがあります。その中には深刻な被害を与えかねない大きさのものもあります。この実験は、そのようなリスクを小さくすることを目指し、衛星の燃え尽き方を理解するために行われました。映像に映っているのは300×200×150mmの電子機器用のアルミニウム製のボックスです。

使用を終えた衛星や、壊れた衛星の破片などからなる「スペースデブリ(宇宙ごみ)」が大きな問題となっています。ESAではスペースデブリの低減を目指す「CleanSat」という取り組みの一環として「D4D(Design for Demise)」という技術開発が行われています。「Demise」は「消滅」などの意味で、D4Dは構成要素の材質や配置を工夫するなどして、大気圏突入時の衛星が燃え尽きやすくなるようにする設計です。

Credit: ESA

(参照)ESA

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