ISS(国際宇宙ステーション)には、7枚の窓を備えた「キューポラ」と呼ばれる出窓のような小型ユニットが取り付けられており、そこからは地球を一望することができます。この動画はキューポラの内部で撮影されたもので、窓の向こうに青い地球が見えています。キューポラでは地球の観測のほか、ロボットアームの操作や到着した宇宙船、また船外活動をする宇宙飛行士を観察するためにも使われています。
映像は、2025年6月25日に打ち上げられたアクシオム・ミッション4(AX-4)でISSに滞在したESA(ヨーロッパ宇宙機関)のプロジェクト宇宙飛行士スワウォシュ・ウズナニスキ=ウィシニフスキ氏が撮影しました。
AX-4は、アメリカのアクシオム・スペース社が運用したISSへの民間宇宙飛行ミッションです。6月25日にスペースX社のファルコン9ロケットで打ち上げられ、7月15日に地球へ帰還しました。

こちらはキューポラの外観(画像中央)です。デブリによる窓の損傷を防ぐため、ふだんはシャッターが閉められており、使うときだけ手動でシャッターを開閉します。
Movie Credit: ESA - Sławosz Uznański-Wiśniewski
(参照)ESA