NASA(アメリカ航空宇宙局)では、太陽系の天体をメインビジュアルとしたポスターのデータを公開しています。さまざまな天体のポスター用データがありますが、今回紹介するのはアポロ17号の画像を使ったポスターです。こちらのページから、PDFやTIFF、JPGなどいくつかのフォーマットのデータをダウンロードできます。
アポロ17号は1972年12月7日に打ち上げられ、11日に月面着陸に成功、19日に地球へ帰還しました。ポスターに掲載されている画像には、ハリソン・H・シュミット飛行士が星条旗とともに映っており、漆黒の空には地球が見えています。(Credit: NASA)
アポロ17号は、アポロ計画最後の月面着陸ミッションでした。それから50年以上の時を経て、アメリカは現在、再び月面に人類を送り込むことを目指すアルテミス計画を進めています。アルテミス1ミッションでの無人のオリオン(オライオン)宇宙船は2022年に成功裡に終了。今後は有人での月周回飛行のアルテミス2を経て、アルテミス3で月面着陸を目指します。(参考)アルテミス計画、有人月周回・有人月面着陸の予定を延期(2024年12月8日掲載記事)
こちらは裏面のデータです。月についての基本的な事柄が載っています(英語)。月は夜空で最も明るく大きな天体です。地球が誕生してまもない頃、火星サイズの天体が原始地球に衝突することでできたとする「ジャイアント・インパクト(巨大衝突)説」が有力です。
ポスター画像は自宅のプリンタはもちろん、コンビニエンスストアのカラープリンタでも出力できますので、プリントして飾ってみてはいかがでしょうか。
アストロピクスでこれまでに紹介したNASAの太陽系ポスターはこちらをご覧ください。
Source: NASA
(参照)NASA