この画像は、2022年11月16日に打ち上げられたアルテミス1のオリオン(オライオン)宇宙船のクルーモジュール内を撮影したものです。飛行初日に撮影されました。
画面左には「ムーニキン・カンポス船長(Commander Moonikin Campos)」が見えています。ムーニキン・カンポス船長は、各種センサーなどが取り付けられたダミー人形です。なお「Campos」とは、トラブルが発生したアポロ13号の帰還に重要な役割を果たしたエンジニアArturo Campos氏にちなんだ名前です。
画面中央には「カリスト(Callisto)」が映っています。これはロッキード・マーチン社がアマゾン社およびシスコ社とともに開発したもので、音声起動およびビデオ技術により宇宙飛行士を支援する技術の実証のために搭載されました。
こちらの画像は、カリストを起動したのちに撮影されたものです。1枚目の画像と比べると、中央のモニタに情報が映し出されているのが分かります。カリストの右下には、無重力インジケーターであるスヌーピーのぬいぐるみが浮かんでいるのが見えています(冒頭の画像にもこのぬいぐるみは映っています)。
参考記事:アルテミス1、打ち上げから帰還までの予定
Image Credit: NASA