キュリオシティがとらえた火星の日没

NASA(アメリカ航空宇宙局)の火星探査車キュリオシティは、2012年8月に火星のゲール・クレーター内に着陸しました。その後、クレーター内を移動しつつ探査を進めてきました。その途中の2015年4月15日に撮影されたのが、火星の夕景を映したこの画像です。

昼間、地球の空は青いですが、火星の空は赤くなっています。一方、地球の夕景は赤いのですが、火星の夕景は青くなります。火星の空には細かい塵が舞っています。太陽の光のうち、赤い色の成分が空の塵に散乱しやすいため、火星の昼間の空は赤くなるのです。

夕方になって太陽の位置が低くなると、太陽光が大気中を通過する距離が長くなります。火星の地表に太陽光が届く前に、赤い色の光が散乱しきってしまい、塵で散乱しない青い光だけが地表に届きます。そのため火星の夕景は青くなるのです。

Image Credit: NASA/JPL-Caltech/MSSS/Texas A&M Univ.

https://photojournal.jpl.nasa.gov/catalog/pia19400